「レモンティーを飲みたい!」と思っても、どんな紅茶がレモンに合うのかわからなかったことはありませんか?
この記事では、レモンティーを作るのにおすすめの紅茶を紹介したあと、レモンティーに合う紅茶(茶葉)の特徴とおいしいレモンティーの作り方を解説します。
それでは、さっそくレモンティーにおすすめの紅茶を紹介していきます!
レモンティーにおすすめの紅茶を紹介
ニルギリ(ロイヤルコペンハーゲン)
私がレモンティーに最もおすすめする紅茶は「ニルギリ」です。ニルギリはインド南部の高地で栽培される紅茶で、渋みが少なくみずみずしい香りが特徴です。とても飲みやすい紅茶なうえに少しフルーティーな酸味もあって、レモンティーにするにはぴったりの紅茶というわけです!
またニルギリは香りがしっかりしているのに独特なクセがなく、紅茶初心者の方でも飲みやすい・アイスティーなど色々な飲み方にも合わせやすいといった魅力もあります。
この紅茶商品は「ロイヤルコペンハーゲン」というデンマークを代表する紅茶ブランドが販売しているニルギリ紅茶で、手堅い人気があります。
コンチネンタルセレクション ニルギリ TB(プリミアス)
「コンチネンタルセレクション ニルギリ」は、「プリミアスティージャパン」という紅茶ブランドが販売しているニルギリ紅茶です。先ほど紹介したロイヤルコペンハーゲンのニルギリに比べると、値段がさらにリーズナブルなうえティーバッグ包装でお手軽に飲めるのも魅力です。
値段はリーズナブルなもののクオリティーの高い紅茶で、ニルギリの特徴が活きていながら初心者の方もストレートで十分楽しめるくらい優しい味わいです。お手頃な値段でたくさん飲めるので、レモンティーだけでなくストレートや砂糖・ハチミツ、他のフルーツ果汁を試してみるのもおすすめです!
セイロン紅茶 アダムスピーク(ムレスナ)
私がレモンティー向けの紅茶として次におすすめするのはセイロンティーです。スリランカで生産される紅茶を「セイロンティー」と呼びますが、スリランカは先ほど紹介した「ニルギリ」と近い場所にあり、山場で季節風を影響を受けるといった自然環境もとても似ているためニルギリに近い特徴を持つ紅茶が育ちます。
※セイロンティーの中にもたくさんの産地があります。詳しく知りたい方は『【紅茶】セイロンティーの魅力と産地ごとの違いを解説』を読んでみてください。
「セイロン紅茶 アダムスピーク」はスリランカの大人気紅茶ブランド「ムレスナ」が生産するセイロンティーで、スリランカの紅茶ブランドというだけあって非常に品質の高いセイロンティーに仕上がっています。もちろんレモンティーにも相性ぴったり。ちなみに「アダムスピーク」とは、スリランカの中央にそびえる山の名前です。
BPL セイロンティーガーデンズ ピュアブラック TB(BPL)
「セイロンティーガーデンズ ピュアブラック」は、紅茶ブランド「BPL」が販売するセイロンティーです。セイロンティーの中にもたくさんの産地があると紹介しましたが、このセイロンティーはスリランカの中でも「ディンブラ」という産地で取れた茶葉のみを使用しています。ディンブラはたくさんあるセイロンティーの中でも非常にバランスの取れた紅茶で、香りが弱めなものの独特なクセがなく紅茶らしい味わいを楽しむことができる万能な紅茶です。ミルクティーにすると少し薄く感じるかもしれませんが、レモンティーなど自分好みに合わせるのに最適な紅茶と言えます。
BPLは販売するこの紅茶は、セイロンティーの中でもとてもお買い得な値段で量と質はどちらも十分なので高いコストパフォーマンスが魅力です。毎日レモンティーを飲みたい、毎日アレンジした紅茶を飲みたいという方にとてもおすすめです。
サー・トーマス・リプトン ディンブラ TB(リプトン)
こちらの紅茶は、超有名紅茶ブランド「リプトン」のセイロンティーです。ディンブラで生産された茶葉を使用しており、少し爽やかな香りがあるものの苦味が少なく、レモンティーに合わせやすい紅茶です。
ディンブラの紅茶にしては味が濃く少しクセがありますが、安い値段でかなり大容量なのでお買い得な紅茶を探している方にはおすすめです。
レモンティーに合う紅茶の特徴
レモンティーにおすすめの紅茶を商品ごとに紹介しましたが、ここから「どんな紅茶がレモンティーに合うか」をお伝えします。
レモンティーにおすすめできる紅茶の特徴はこんな感じです。
- 渋み・苦味の少ない紅茶
- 香りや味に酸味がある紅茶
- クセの少ない紅茶
わかりやすく解説していきます。
渋み・苦味の少ない紅茶
レモンには酸味(酸っぱさ)だけでなく、どうしても苦味が含まれてしまいます。レモンだけではそれほど苦味を感じなくても、紅茶の渋み・苦味と合わさることで強い苦味を感じてしまうことがあります。なので、紅茶は渋み・苦味の少ないものを選びましょう。
この記事で紹介したニルギリやディンブラも渋み・苦味は少ないですが、セイロンの「キャンディ」という紅茶も渋みが少ないことで有名な紅茶です(ただ香りも弱いです)。
香りや味に酸味がある紅茶
紅茶自体に酸味がある紅茶は、すっぱいレモンとは喧嘩が起こらずマッチするのでとても相性が良いです。酸味のあるブレンドの紅茶も良いと思いますが、やっぱりイチオシは「ニルギリ」です。
フルーティーな紅茶もレモンティーでおいしく飲めることがあるのですが、フルーティーさの系統によっては合わないこともあるのでケース・バイ・ケースといったところでしょうか。甘みの強いものより、爽やかなものの方がレモンティーには向くと思います。
クセの少ない紅茶
紅茶はなかなか繊細な飲み物なので、レモン果汁を入れるとレモンの主張が強くなりすぎることがあります。クセの少ない紅茶を選ぶことで、レモンの酸味を引き立ててレモンティーらしい味わいを楽しむことができるでしょう。セイロンティーのブレンドはクセが抑えられていることが多いのでおすすめです。産地別ではニルギリ、ディンブラ、キャンディ。
ダージリンは爽やかな香りでレモンティーにおすすめされることも多いですが、ダージリン自体が好みの分かれる特徴的な味・香りを持っているので、一概にはおすすめしません。ダージリンを好きな人が、ダージリンをレモンティーにして飲むのはOKですが、「レモンティーを飲みたい」という方にはニルギリやセイロンティーを使うのが値段的にもレモンとの相性的にもおすすめです!
【コラム】おいしいレモンティーを作るコツ
レモンティーと言えば、紅茶にレモン(輪切り)が浮かんでいるのを想像するでしょうか?
欧米では紅茶にレモンを浮かべることも多いのですが、日本ではあまりおすすめできません。日本の水は欧米に比べて苦くなりやすく、レモンの皮部分をそのまま紅茶に入れると紅茶がかなり苦くなってしまいます。見た目には味気ないかもしれませんが、おいしいレモンティーを作るなら果汁だけを使うのが良いでしょう。ポッカレモンなんかを使ってみるのも良いかも知れませんね!
レモンティーにおすすめの紅茶:まとめ
この記事ではレモンティーにおすすめの紅茶を紹介しました。
自分にぴったりの紅茶は見つかったでしょうか?
レモンティーはストレートやミルクティーに比べると飲まれる機会が少ない紅茶ですが、その分「どの紅茶をベースにするか」「どの食べ物と合わせるか」にこだわることでまだ知られていない素敵な飲み方を発見できるかも知れません!ぜひレモンティーの個性を活かして、おいしい紅茶を見つけてみてください。
ミルクティーにおすすめの紅茶も紹介しているので、興味があれば『ミルクティーにおすすめの紅茶7選【茶葉の選び方も解説】』も見てみてください。